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予防接種|刈谷市の婦人科・産科 - ウィメンズヘルスクリニック 刈谷銀座

予防接種

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麻疹(はしか)/風疹ワクチン

当クリニックでは、MR(麻疹・風疹混合)ワクチンの接種をお勧めしております。
風疹ワクチン未接種の方や1回だけ接種した方では、麻疹ワクチンの接種回数も不十分、かつ麻疹に対する免疫も弱いことが多いからです。
麻疹/風疹ワクチンは2回接種することで1回の接種では十分に免疫がつかなかった方の多くに免疫をつけることができます。また、接種後年数の経過とともに免疫が低下してきた方には、追加接種することで免疫を増強させる効果があります。
当クリニックで接種ご希望の方は、医師と相談の上、ご予約をお取りいたします。

麻疹(はしか)とは
麻疹(はしか)とは、麻疹ウイルスの感染によっておこる急性の感染症です。麻疹ウイルスに感染すると、約10-12日間の潜伏期を経て、発熱、せき、鼻汁などの風邪のような症状、目やにや目の充血に続き、高熱と全身に発疹が広がります。
麻疹ウイルスは感染力が強く、空気感染もするので、マスクや手洗いだけでは感染を防ぎきれません。
妊婦さんが麻疹に感染すると、流産・早産を起こしてしまうリスクがあります。
また、妊娠中は免疫力が低下するため重症化しやすく肺炎・脳炎などを発症することも懸念されます。
今後妊娠を希望されている方は、必要に応じて抗体検査を受けた上でワクチン接種をお勧めします。
風疹とは
風疹は、風疹ウイルスの感染によって発熱や発疹、リンパ節の腫れなどの症状が現れる感染症です。
妊娠中(特に妊娠初期)に風疹に感染した場合、生まれてくる赤ちゃんが難聴や白内障、先天性心疾患をもって生まれてくる「先天性風疹症候群」のリスクが高くなります。
風疹にかかったことがない、もしくは予防接種を2回受けていない場合は、必要に応じて風疹の抗体検査を受け、抗体がない、もしくは抗体価が低い場合は、あらかじめワクチンの接種をお勧めします。
*妊娠中はワクチンの接種はできません。妊娠中に風疹の抗体価が低い場合には、風疹が発生している地域での不要不急の外出は控え、やむを得ず外出する場合にはできる限り人ごみを避けるなど、感染しないように努めてください。
料金
MRワクチン(はしか/風疹)
麻疹/風疹ワクチン:9,900円(税込)
麻疹/風疹抗体検査:4,400円(税込)

インフルエンザワクチンについて

インフルエンザワクチン
インフルエンザワクチンはインフルエンザウイルスの「感染」を完全に抑える効果はありませんが、インフルエンザの「発病」を抑えるのに有効とされています。
またワクチンは、インフルエンザの重症化を予防する効果があるとされています。
インフルエンザは通常、12月~翌年3月頃に流行していますので、その前に予防接種を受けることをお勧めします。また、接種してから実際に予防効果が出るまでに約2週間かかるため、その点も踏まえ接種を行いましょう。
料金
13歳以上 :3,500円(税込)
13歳未満(2回接種):2,500円(税込)

子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)

子宮頸がんとは
子宮頸がんとは、子宮の入り口部分の子宮頸部から発生するがんです。子宮頸がんの多くは、ヒトパピローマウイルス(HPV)が関連しています。HPVは性交渉で感染しますが、多くの場合は感染しても免疫によって排除されます。しかしHPVが排除されずに感染が続くと、その一部に子宮頸がんの前がん病変や子宮頸がんが発生するとされています。
近年では20代後半から30代の若い女性でも発症率が増加傾向にあり、国内では毎年約1万人が子宮頸がんにかかっています。
子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)とは
子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)とは、子宮頸がんや尖圭コンジローマなど、ヒトパピローマウイルス(HPV)による疾患を予防するためのワクチンです。
子宮頸がん全体の50-70%の原因とされるHPV感染症を予防し、感染や異形成(がんになる手前の異常)を90%以上予防したと報告されています。
現在日本では、2価ワクチン(サーバリックス)と、4価ワクチン(ガーダシル)、9価ワクチン(シルガード9)の3種類が認可されています。
いずれも、6ヶ月間で3回の接種が必要となります。ただし、シルガード9を接種される方で、初回接種が9歳以上15歳未満の方は6か月間で2回接種とすることができます。
副反応について
子宮頸がんワクチン接種後に見られる主な副反応として、発熱や接種部位の腫れ・痛み・かゆみ、注射による痛み、じんま疹、恐怖・興奮などをきっかけとした失神などがあげられます。
また、子宮頸がんワクチン接種後に、原因不明の慢性の痛みや関節痛を伴う事例などがこれまでに報告されました。厚生労働省の専門家会議で検討が行われた結果、ワクチンの有効性と比較したうえで、子宮頸がんワクチンの接種を中止するほどリスクは高くないとされました。
HPVワクチン接種後の多様な症状については、ワクチン接種との因果関係を科学的・疫学的に示した報告はなく、世界保健機関(WHO)もHPVワクチンは極めて安全性が高いという見解を示しています。
料金
サーバリックス:16,500円/回(税込)
ガーダシル:17,600円/回(税込)
シルガード9:30,000円/回(税込)

肺炎球菌ワクチン

肺炎球菌感染症とは
肺炎球菌感染症とは、肺炎球菌という細菌によって引き起こされる病気です。肺炎球菌は、乳幼児の鼻やのどの奥に高頻度に常在し、成人では約3~5%に常在しているといわれており、唾液などを通じて飛沫感染します。
肺炎球菌は市中肺炎の起炎菌として重要であり、また肺炎以外にも中耳炎や副鼻腔炎、髄膜炎などの原因になります。
肺炎球菌には93種類の血清型があり、定期接種で使用される「ニューモバックスNP(23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン)」は、そのうちの23種類の血清型に効果があります。また、この23種類の血清型は成人の重症の肺炎球菌感染症の原因の64%を占めるという報告があります。
対象となる方
2014年10月から、65歳以上の成人を対象とした肺炎球菌ワクチンの定期接種が開始されました。該当する年度に、65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳となる方、および60歳から65歳未満の方で、心臓、腎臓、呼吸器の機能に自己の身辺の日常生活活動が極度に制限される程度の障害やヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害がある方が定期接種の対象となります(ただし、すでに肺炎球菌ワクチンを接種したことがある方は対象外です)。
また、定期接種の対象にならない方も、任意でのワクチン接種は可能です。
料金
7,700円(税込)
<当クリニックで接種をご希望の方は、医師と相談の上、ご予約をお取りいたします。>

RSウイルスワクチン

当院では、妊娠中の方へRSウイルスワクチンの接種をお勧めしております。

RSウイルス感染症とは
RSウイルスは世界中に広く分布しており、生後2歳までにほぼ全てのお子様がRSウイルスに感染します。一方で、乳幼児における肺炎の約50%、細気管支炎の50~90%がRSウイルス感染症によるものとされています。
成人にとっては風邪程度で済むことがほとんどですが、特に生後6か月未満で感染すると重症化することが危惧されており、肺炎、無呼吸、急性脳症などを引き起こす可能性があります。
日本でも毎年多くのお子様(2歳未満の乳幼児)がRSウイルス感染症と診断され、その約1/4が入院を必要とすると推計されていますが、現時点で有効な治療薬はありません。
RSウイルス感染による乳児の入院は、基礎疾患を持たない場合も多く(基礎疾患のない正期産児など)、また乳児の入院発生数は生後1~2か月でピークとなるため、生後早期からの予防策が必要とされています。
RSウイルスワクチンとは
RSウイルスワクチン(アブリスボ®)を妊娠中に接種することにより、RSウイルスに対する抗体が⺟体で作られ、そしてその抗体が胎盤を通して胎児に移⾏することで、新⽣児および乳児におけるRSウイルスを原因とする下気道疾患を防ぐことができます。
このワクチンは妊娠24週~36週で1回、筋肉内接種することになっていますが、出産までの期間が短い28週~36週で接種することで、より有効性が高くなる可能性が指摘されています。ただし、生後6か月までは有効性が確立していますが、生後6か月以降の有効性は確立していません。
また、接種後14日以内に出生したお子様については、抗体の移行が十分でない可能性があります。
以上のことを踏まえ、当院では妊娠30週前後で接種していただくことをお勧めしております。
RSウイルスワクチンを接種される際の注意点
乳児のRSウイルス感染症に対しては、出生後に乳児に対して抗体薬を投与する予防法もありますが、このRSウイルスワクチンを妊娠中に接種している場合は、出生後の乳児に抗体薬を投与することは原則的に行いません。
また当院は分娩を取り扱っておりませんので、妊娠後期に分娩施設へ転院することになりますので、ワクチン(または抗体薬)の投与が重複しないように、分娩施設および小児科の担当医にRSウイルスワクチン接種歴を正確にお伝えしてください。
そのために母子手帳の予防接種の記録を有効にご活用ください。
料金
RSウイルスワクチン アブリスボ®:
32,000円(税込)